白熱電球で

エネルギー効率が悪い、ていったって、それは照度のみに限った話であって、光にならなかったエネルギーはどうなってるの、ていうと、やっぱり殆どは熱でしょう。
それは別に、使い方さえ心得てれば、いいんじゃないのか?私なんか、それも狙いで、冬は白熱電球で過ごす。部屋がほんのり温かくなって、とても良いのだけどね。後はカーボンランプヒーターだけで厚着をすれば、大概の作業には問題ないし。換気も殆ど全く必要ない。部屋の出入りの際の開け閉めとすきま風だけで、じゅうぶん。
まあ、夏は流石に、使わないし、夏場の使用には、一般的に制限があってもいいとは思う・・・けど、ね。「原則廃止」とか、ああいうことを簡単に言ってしまえる感覚の粗雑さ、感覚の編み目の粗さに、陰影の微妙さをぼやかしてしまう蛍光灯の明かりみたいなニュアンスが、象徴的に実によく表れているようで、そこにも文明の白痴を感じたりする。
なんというかね、ノーミソにモザイクかかってんじゃねぇの、とでもいうかね。「メゾフォルテ」的、「およそ3」的。


将来電球が手に入らなくなったりしたら、ローソクでも使うかなー。
あ、それとも、「暖房器具」のカテゴリーとして、残してくれたら良いかもね。「照明にもなる暖房」て、いいじゃんね。