「ビットレートの違いが判らない」というのが解らない…

別にケチをつけたりとかそういう話では無く、本当に解らなくて戸惑ってたりして…。

 少し前に「320kbpsも悪くない」と書いたのは、環境によって「許せる」ということで、例えばTranscend 8GB T.sonic 320 TS8GMP320からaudio-technica ポータブルヘッドホン ATH-ES3 BKで聴くぶんには十分許せる(=音楽を楽しめる)けど、audio-technica ATH-AD900 オープンエアヘッドホンの解像度で聴いてしまうと、レプリカ感が我慢できなくなる。自分の中では、「良くできた缶コーヒー」と「不味い豆で淹れたコーヒー」、なんてまとめているが…。
 最近では、割といい加減で良さそうな語学教材まで、320Kbpsでないと我慢できなくなってきている有様…。レプリカ感ということで言うと、実物を殆ど聴いたことがない楽器音がいっぱい入った音楽音源よりも、外国語とはいえ人の声が入っている語学音源の方が、レプリカの不気味さが浮き立つってこともあるのかもしれないけど…。


 もしかして圧縮する環境が良くないのかなぁ、とかなんとか。「チン」て音がするソフトで手早くやっちゃってるけど、ソフトによって精度が違うとかも耳にするし。
 MP3なんてポータブルプレイヤーでしか聴かないから、ヘッドホンばっかりで聴いていてそういえばちゃんとスピーカーで試聴実験したことががないのも良くないな。


 取り敢えず調査タスクに放り込んでおこう。

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(午前9時16分追記)
 そういえば、WAVEと320kbpsで聞き比べたことって無いな、てことで、Frieve Audio を使って即席ブラインドテスト。このソフト、プレイリスト内に同一タイトルの楽曲がある場合、どれを選んでも勝手に一番後の曲を再生したことにしてしまうので、同一タイトルのWAVEと320kbpsをそれぞれいくつか放り込み、カーソルを前曲選択のボタンに合わせて左クリックを連打すると、最後の2曲だけが交互に選択されることになる。そこで、プレイリストやスペクトルを隠して、前曲ボタンの上にカーソルを置き、ノートPCの左クリックでちょいと高橋名人をやってやると、今どっちの曲を再々しているかの手がかりになるのが音以外に無い、という状態に上手い具合に持って行ける。
 で、これで試しにグールドのバッハ/フランス組曲5番第一曲でやってみたら、なるほど、確かに殆ど判らなくて、判断ミスを連発。我ながらお粗末な結果となった…。
 ただし、プラシーボというか逆プラシーボになっている可能性というのもあって、集中力が切れてきた頃にやると、曲が始まった途端に「あ」と、これは間違いなくどっち、というのがわかる時があり、そういうときはほぼ正解している。


 また、もっといろんな楽器の入った音源でもじっくり試してみることにしよう。