ヒューム。

人性論 (中公クラシックス)

人性論 (中公クラシックス)

 序文が分かるような分からんようなで止まってたの、本編に入ったらけっこうサクサクよめてしょしょびっくり。
 認識論というけど、脳機能のいわゆる「表象representation」の問題について、脳科学の無い時代に、内観のみによってやってみました、みたいなことなのかな、と。
 この人は結構好きだなぁ。自分の出来ないでいることを代わりにやってくれている、例の感じ、あるわね。
 訳者序文にヒュームとルソーが絶交した話が出ているが、これなんか
社会契約論 (白水Uブックス)

社会契約論 (白水Uブックス)

つまみ食いしてみると、何だかよく分かる気がする。この本は読み始めたものの、半分も行かないうちに、どうも胡散臭くて読むのが面倒くさくなり(この辺の思考回路が私のダメなトコロですね、反省)、そのまま放置している。アマゾンレビューだかどこかに「ロジックというよりはレトリック」ということが確か書いてあったが、当たってると思う。