本など。

図書館。

日本語と時間――〈時の文法〉をたどる (岩波新書)

日本語と時間――〈時の文法〉をたどる (岩波新書)

何となくおもしろそうだなぁ、と思ってたのだが、Amazonの一言語学徒さんのレビューが三点になってたので気になって借りてみた。明らかに日本語が変。論理なのかどうか確定しづらい(この辺が妙なところ)文章が続くなぁ、とか思っていたら、

これが私の注意をひん剥いた最初だ。

とあって、???注意をひん剥く?目玉と混じったんだろうか…。プロフィールを見たら詩人でもあるらしい。それで?
(この部分の議論では、新訳のギリシア語logosは「物語」という含意があった、というとこも面白くはあるんだが、そのことを言うのに別に題材は聖書でなくても別によかったのではないか、という…。新訳の言語はギリシア語だが、言おうとしてる内容自体はヘブライ原典の旧約なんだから、そこを飛ばしてもあまり説得力がない。)
テーマや着眼点は確かに面白そうではある。日本語の時間表現に関しては、中国方言の「しょーる(si-oru)」と「しとる(si-t(e-)oru)」なんてのは一部では有名。そのあたりとの関わりも気になるところ。

自然な日本語を教えるために―認知言語学をふまえて

自然な日本語を教えるために―認知言語学をふまえて


私蔵しても良いかも。

十二世紀ルネサンス (講談社学術文庫)

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>(追記 読み出したら止まらなくなって一気に第一講読了。あんまり面白いので即ポチで。)
アラビア科学の歴史 (「知の再発見」双書)

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