一部(TPP関連)文字起こし 11/16 参院予算委員会 山本香苗(公明党)


関連

話題の「手元の資料」あたりからの文字起こしです。

H23/11/16 参院予算委員会・山本香苗(公明)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16185015

(動画32分あたりから)

山本
 最後にTPPについて伺います。日米…首脳会談の前日に、アメリカのカーク通商代表との会談の確認作業をしている枝野経済だ…産業大臣の姿がテレビで報道されておりその手元の資料の中には、「日本は、非関税そ…非関税措置を含め、全ての品目、分野を、交渉の対象とする用意がある。交渉の中でしっかり議論していたd…行きたい」と、いう一文がございました。先ほど、木庭幹事長とのやり取りで総理は絶対に言っていないと、仰って、ホワイトハウスの発表文は、事実でないと言われておりましたが、総理が仰ってなくても枝野が…枝野大臣が仰ったんじゃないんですか。
枝野
 あのー、私はーアーアア総理よりも一日早くーウー日本を出発しておりまして、その前段階で、国内においてですね、あのーどういう結論になるのか、わからない状態で有りましたので、いろんな、あの可能性についいて、想定をしてですね、資料を事務方に用意させておきました。それでパラパラめくりまして、国内での結論はご承知の通りになっておりましたので、えーでーあのいづれにしてもですね、わたしここでの答弁でもそうでございますが、あの国際会議等においてもですね、あのー事務方が用意したメモを読み上げるというケースは基本的にございませんので、あのあそこに書いてあることについては、か…喋ってはおりません。
山本
 仰ってないと…いうことで…よろしい…ですね?仰ってないんであったらですね、とにかく事実でないんだったら、やはり訂正を求めるのが、筋です。重ねて強く求めておきたいと思います。
(略)

どっちにしろグダグダだな。
「いろんな可能性について想定」なんて言ってるが、「非関税措置を含め、全ての品目、分野を交渉の対象とする」なんて、慎重派・反対派はもちろん、推進派の自分たちですら主張していないのに、万が一にも国内からそういう結論が出てくる可能性を、事務方は想定に入れていた、ということか?いくら何でも不自然すぎるよソレ。

(略)
山本
 農地の広さという自然的条件に依存しない果物や野菜の分野では、十分競争力があって日本のほうがはるかに質が優れて、輸出の可能性の高いものも数多くあります。しかしですね、自然的条件が大きく違う稲作と畜産は、その差を関税で調整するという、戦後国際貿易ルールを適用するという以外にないんです。他の方法が可能なような気休めは言うべきではないと思います。そこで総理に伺いますが、関税以外に農地の広さという自然的条件の違いを調整する対応策として具体的に何があるとお考えですか。
野田
 あのー、まあ、もちろんのTPP問題もありますけども、日本の農業の再生は待ったなしでございます。その意味で、先般まとめた、あのー食と農林水産漁業の基本方針と行動計画に基づいて、この5年間に着実に、国際競争力、いわゆる成長力、持っていくような、そういう農業政策をこれからやっていきたいと思いますが、その裏付けとなるのは、例えば今回の自由化交渉、これはどういう形になるかまだ、議論の途中でありますけれども、センシ…ブ…センシティブ品目については配慮しつつ、と、ゆう…この観点から、守りぬくものは守りぬく、という姿勢で行きたい、という風に思います。
(略)

「具体的に」っていう要求に、この上なく見事に抽象的に答えたね。

(略)
山本
 で最後に、なりますけども、一問だけ、聞いて終わりますが、総理はですね、TPP…あ…あのTPPはほんとに、国論を二分する大問題になってます。野田総理は、消費税で国民の信を問うと言われました。TPPは消費税どう…消費税と同様、国民の生活に、大きな影響を与えます。消費税で国民の信を問う、と仰るのであれば、TPPに参加するかどうかで、これで国民の信を問うという、総理の覚悟、決意はございますか。
野田
 あのー…、TPPほんとに大きな問題であります。で私自身の想いはですね、これは、目の前にある、人々にとって、重要な、困難に、おいて、それに立ち向かう決意をした時は、最大の歴史…形成の、力になると、いうトインビーの言葉を、胸に、秘めながら、決意をもって行きたいと、思いますが、その際に、信を問うかどうかでありますけれども、私は今、国難とも言うべきいろんな課題を抱えている時に、民意を問うという視点は大事ではありますけれども、民意をしっかり踏まえた、十分な議論をしながら、よとう…与野党の合意形成をしていくことは、まずは、大事だというふうに思います。

最後理解できた人挙手。