スパッラとかSRS-Z1とかTimeDomainLightとか

楽章の最初から最後まで一貫したビートが崩れずに持続しているのは、やっぱりスパッラの操作性の賜物だろうなぁ。普通のチェロのもたつき(指使いでも楽器自体の発音でも)と整合性をとって「表現ダ!!」っていってもたついちゃうと、こうは行かないと思うよ。
posted at 02:20:04

今鳴らしとるんはSONY SRS-Z1。やっぱり同じもので聴き比べても、TimeDomain Lightよりこっちのほうが音楽聞くにははるかにいいわ。TDLightが勝ってるのは定位だけ。

定位にしても、確かにTDLightは相当優れているけれども、SRS-Z1でもスピーカーの存在感がほとんど全く消えるぐらいは行ってるから、十分なんだよな。あ、あと低音の安定はTDLightの方がいいか。だけどその他の部分で、結局総合的にSRS-Z1が好き。

何が違うってやっぱりコーン自体の反応性がぜんぜん違うんじゃないかと。TDLight、12kHz超高域が、定位や音像云々の前に、もうさっぱり出てなくて。WaveGeneとかでサイン波出してみるとよく分かる。

そうして超高音域が薄く倍音が乏しいまま定位だけがすぐれていると、却って肌合いがのっぺりとした人形みたいな、だいぶ精気を欠いたようなつまらん音になってしまってるんだよな。

TDがよくできた3次元の人形とすれば、普通のFrequencyDomainに優れたスピーカーは、立体感は薄いけど色彩の精度が高い2次元映像みたいなアナロジーでイメージしているのだけど、SRS-Z1はどちらの良さも無くさずに、高いレベルでバランスをとっている。