ツイートまとめ。 TPP政府試算など 雑感
”内閣府の試算を担当した川崎研一氏…「私が算出した政府試算は、関税撤廃等の自由化を10年やった場合の累積だ。TPP参加、不参加で3兆〜4兆円差がつくとみているが、1年で3000億〜4000億程度、GDPなら0.1%相当にしか” http://htn.to/b1QPLH
posted at 20:33:40最近高橋洋一が「GDP10年間で3兆円とは、不参加の場合の10年後のGDPと、参加の場合の10年後のGDPは3兆円差が付いている、ということ」としきりに言っているが、ハテ。さっきの川崎試算の表現だとどうともとれるな。
まあ、3兆円GDPが増えるのか。だいたい1%ってことで、つーことはTPP参加してさんざっぱらキセーカンワしてコーゾーカイカクやってジユーボーエキやってコヨーノリュードーセーやって、年収400万の人が年収404万円ぐらい豊かになるのか。
どーでも良いとしか言いようがないわ。GDPが分配面で1%増えるということは支出面でも同じく1%増える。
つーことは全国民が年間1%ずつ支出を増やせば、TPPと同じだけの効果があるのか。1%の支出増を促すために、キセーカンワしてコーゾーカイカクやってジユーボーエキやってコヨーノリュードーセーやるのか。
実に大がかりだな。全体で見れば誤差みたいな経済効果のために、社会システムに大がかりな変更を促す。
はっきり言って、こんなもん経済の話でも何でも無いでしょう。
単に現在の社会習慣や商習慣か気に入らないというだけの話でしょ? どうして経済学の衣なんか着せたがるの?
あんなに熱心に推進されるのに、考えられる理由としては、
全体ではGDPで見て1%程度の経済効果しかなくても、全体で均す前の個々の経済効果が、平均よりも大きく上回る人たちがいるからだろう
以外に思いつかないけど、ちがうのかしらね?あとは「自由」貿易イデオロギー、「財とサービスの交換は「貿易」によらなければならない」というカルト的イデオロギーのなせるわざ、という線もあるけど、これはちょっと薄いだろう。 自由貿易が好きな人で、自分がもっと稼いでやろうと思っていない人とか、ちょっと想像付かんから。
今ふと思ったのだが、経営効率に五月蠅い人たちは、TPPの経済効果については、どの様に考えているのだろうか? つまり、1%増の経済効果に対して、国民の総労働時間も1%増加していれば、効率の観点から言えば何の改善もしていない訳だから、特に好ましいことではないだろう。
経済効果1%増以上の労働時間の増加、 というのは、ごく短期間での社会システムの改変や雇用の流動化による手間を考えたら、全く非現実的な話ではないと思えるのだが、どうだろうか?