しづかな夜

最近私が文章入力している環境は、自分の主観にとって、とても快適さが増したという風に思う。
ノートパソコンの画面は綺麗だし、ファンレスゼロスピンドルでものすごい静かだし、文字入力はソフト面でもハード面でも無理が少なくて落ち着きがあるし、LEDの明かりが優しいし、スピーカーはSRS-Z1でいい音だし。窓の外からは、風の音と木々の静かに揺れる音と、秋の虫の音色と遠くにかすかに波の音、自分の嗜好に照らすと、相当に贅沢な環境が実現されている。
この環境で卒論を書いていたら、よくも悪くも全く違った指向のものになっていただろうな、とか思う。

とにかく静かだ。音までもが静かだ。
部屋は散らかって汚いのに、祈りたくなるほど静かだ。

ふと思った。昔の人が蠟燭の小さな灯で、夜中に書き物をしていた時間は、もしかしてこんな感じだったんぢゃないか、と。
今度は蠟燭、導入してみるか。


あとはあの娘の寝息だけ 傍に聞こえてくれたなら。
ああ
orz