読書メモ『できそこないの男たち』

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

XY染色体がどうのこうのというが、性別決定のメカニズムにとって最も大事なのが、Y染色体上にあるSRYという遺伝子で、なんかの拍子にこの遺伝子が欠落してしまえば、Y染色体を持っていても身体的には女性になるし、Y染色体を持たずともこのSRY遺伝子が紛れ込めば、身体的には男性になってしまう、と。
6章、笑いながら読んだ。要点は、「生命のデフォルトは女」てことで、いろいろ根拠が上がっているが、福岡先生、書き方が、面白すぎます。
”男性諸君、今一度、自分の持ち物の形状を子細に点検してみよう。”
はいはい、確かに、ものすごく不細工です、ええ。人体のあらゆる器官の中で、飛び抜けて不細工です。
あとツボだったのが、「0.8秒」でね、あらためて数値化されると、はいはい、確かにそうです、と。