WAVファイル再生プレイヤー聞き比べ。
ASIO条件下で、Sound Player Lilith とFrieve Audio を聞き比べ。Lilith&ASIO4ALLで一時感動したものの、慣れるとすぐに不満の方が頭をもたげてきたのと、USBケーブルのPC直挿し処置によって、Frieve Audio の方のノイズの問題も解消したので、聞き比べられる様になったので…。
両者ともに、音の細部まで確認できる解像度の良さは変わらないが、Lilithの場合、各個の音がばらばらで統一感がない印象があり、総合としてあまり気持ち良く音楽が聴けない。
Frieve Audio だと、そういうことはない。各楽器の音それぞれが、明確に全体の方向性を形作っていて、より多くの楽器音が、自然に意識に入ってくる。こちらの方が断然気持ち良く聴ける。
こういう、音の全体としてのまとまりの良さ、キャラクターの方向性の統一感というのは、一体どういう要素で変わってくるんだろう。
この点は音の解像度云々を超えているようで、SRS-Z1を鳴らしてみると、Lilith & ASIO の組み合わせより、雑であってもSONY CD WALKMAN D-E990のラインアウトからの音の方だとか、さらには、TranscendのMP3プレイヤー&ATH-ES3で聴く320Kbpsですら、そうした統一感では、遙かに自然だったりする。
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今回の試聴ネタは、主にこちら。
散々カーステで聴きまくってきたアルバム。ロックから打ち込みから、Pn&Vn&Vcのトリオ、ボサノバ、テクノなど、教授ならではの豊富なスタイル&音色のレパートリーで、当然楽曲クオリティも相当高く、試聴には実にもってこいの一枚。
で、ATH-ES55で、とても快適に聴けますね。ガサ付きがひどかったのは、ヘッドホンよりもカーネルメモリさんのせいだったっぽい。不当評価に反省。
それから、FrieveAudio&ASIO4ALLで、ATH-ES55で劇的に良くなったのが、先述中谷の両アルバム。
MIKI
cure
中谷さんの歌唱力についてはいろいろアレで、「歌う」という感じの曲だと、却ってアラが目立ってしまったりするんだけど、しかし、「語りに節と調がついてる」といった表現は、その辺の表現のうまさと、教授プロデュースの楽曲クオリティの高さも手伝って、実に「聴ける」作品に仕上がっているのであります。