RAL-HUB02 第一印象。

届いたので、早速試聴。

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

ラトックシステム オーディオ用USB-HUB RAL-HUB02

SE-U55SX > AD900でざっと聴いたところ、こんな感じ。

 時間軸の補正に関しては、確かに効果があることが確認出来た。
 …が。EJ800や、特にPC本体のヘッドホン端子直とかRAL-2496HA1に較べると、若干甘いような気がする…。
 このあたり、もうちょっと聞き込んで確かめる必要がありそう。


 それとは別に、今回顕著に違いが出たのはSE-U55SX付属のUSBケーブル使用時だったが、面白かったのは、

  • RAL-HUB02の下流に繋いだ場合、この付属ケーブルとBelkinの高性能ケーブルとで、時間軸精度だけでなく音質も、自分にはプラセボ以上の違いは出なかった*1

という点。直挿しで、特にUSBシステムを忙しくしている時には、両者には顕著に違いが出るが、その場合とのコントラストが今回良く出たのが面白い。*2


 いまのところ気付いたのは大体こんな感じ。スピーカーに繋いだり、上流のケーブルを変えたり重めの作業状態のHUBをいろいろ挟んだりして、正月にはもっときっちり比較してみたい。


 因みに、初めにFrieveAudioからASIOforALLで出力してみたが、ブチブチノイズはなくなるどころか、さらにジャリジャリと砂を混ぜたようなひどい音が出てきて、とても聴くに堪えない状態だったので、今回はDirectSoundだけ。
 これだとやっぱり、音の質感が雑で、あんまり気持ち良くは聴けない。情報量は多いんだけど、音の質感自体はやっぱりCD WALKMANのほうが安心して聴けてしまい、それはそれで困るので、ソフト変えたりしてなんとかカーネルミキサをバイパスして聴けるようにしたいところ。

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(同日追記)
相沢かえでさんよりトラックバック頂いたのを承けて(http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20101223/1293108643)、表を追加。あと、ぼちぼちそちらからリンク辿って御覧になる方もおられる様なので。

耳もだいぶ疲れてきてるからちょっと怪しくもあるんだけど、多分今後もそんなに変わることは無いんじゃないか、ぐらいで構えている。
 改めて聴いてみると、やっぱりRAL-2496HA1のASYNCが頭一つ抜けている感じ。
 といっても、EJ800レベルでも全く問題なく聴ける。音質面との兼ね合いを考えると、いまのところやっぱりEJ800が一番安心して聴ける。
(音質と言えばRAL-2496HA1、繋ぎ換えが面倒だったので、RAL-HUB02の後に繋いでみたら(表中⑥)、なんか少し音が良くなってる気がして、直挿しと較べて見たら、時間軸は予想通り変わりようも無いものの、たぶん電源アダプターの功か、やっぱり角が取れる感じで音質は良くなっている。SE-U55SXはセルフ電源だから、この点は関係ない。)

*1:プラセボ以上云々というのは、違う気がしないでもないが、手を離して別のことをした後に再び聴いてみると、現在どっちのケーブルを繋いでいるのか、憶えていないときはサッパリ分からない、という状態。

*2:ただしこの場合の音質の差については、高音がどう低音がどうとかいう「主に音色という意味での音質」に一貫した違いを感じたことはなくて、音の輪郭や音場感の曖昧さ、虫食い感といった類のものなので、「音質の変化」というより「ランダムな粗雑さ」みたいな言い換えをした方が良いかもしれない。