モノ記 05.1 昨日からの試聴メニュー

audio-technica ポータブルヘッドホン ATH-ES3 BK

audio-technica ポータブルヘッドホン ATH-ES3 BK

グールド/バッハ『フランス組曲』 CD/MP3/WAV

谷山浩子『しまうま』『白と黒』 WAV/MP3 
〃『101人コンサート』MP4(YouTubeよりダウンロード)

YouTube
BBCニュース

坂本龍一『08211996』MP3 『SMOOCHY』WAV

M2xSakamoto 『Live in Tokyo』WAV/MP3/CD

ピアソラ『(9重奏団)』『(バンドネオン)』MP3

ブリュッヘン・18co 『ベト5』CD

レオンハルト/バッハ『幻想曲とフーガ(クラヴィコード演奏)』WAV/MP3


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全部、てわけではなく、気になった曲を選んでつなぎつなぎで。

WAVとCDを分けてあるのは、前者は「PC>USBオーディオアダプタ」経由、後者は「SonyのCDウォークマン直」という環境の違い。MP3はすべて320kbps。


 今のところはまだエージング不足、という感じが強い。
 谷山曲の打ち込み曲MP3あたりは、音が馴染んでくるのを確認できて楽しい。ハイハットベードラ(ハウス系のペタペタした質感の音、あれは何て呼ぶんだろう?)など、高音の非音程のチリチリが、だんだん取れてくるのがわかる。
 ピアノの音なんかは、少しカリカリというかパキパキというか、する感じはあるものの、今の時点(10時間ぐらい)でも十分聴ける。
 谷山『101人コンサート』MP4では、声もピアノも粗いしぎすぎすしてるのに、不思議とそんなに不快にもならず聴いていられる。
 それからグールド、この人は以前からだけど、圧縮音源でも何故か聞き入ってしまえるのは、何なんだろう…。


 今の時点ではもう一つ、やっぱりソースの良し悪しが露骨に出てきて、そちらにばかり注意が行く。
 M2xSakamoto『Live in Tokyo』では、特に、このヘッドホンのモニター性能が割と優秀なのが分かる。ピアノの音の広がりや耳あたりの良さ、Voやチェロののびの良さ、ギターの粒立ちとクリアさ、空気感、などいった、このCDの美点が、MP3や安物USBオーディオアダプタ経由だと露骨に失われてしまうのが分かる。まぁ、それなりに楽しめるから、いいっちゃいいんだけどね。


 全然期待はしていないのだけれど、一応オーケストラも、てことで、取り敢えず軽めのピリオド楽器オケを聴くが、やっぱりオケは無理ですね。ピリオド楽器の弦のサクサク感やムカシティンパニ*1など、質感ははよく聴かせてくれるが、音場感とかはさすがに…。


 音の分離は優れていて、前の安物耳かけでは聞こえなかった区別がはっきり分かる。
 BBCニュースやYouTubeなどで、声のニュアンスや発音の割と細かい部分まで聞こえてくるのは、語学的には結構いい良い拾いものだったかも知れない。

*1:私の勝手な命名。この頃のティンパニは、今のように小音量から大音量まで広がりのあるオケ全体を包み込むような音ではなくて、いかにも「たたいちゃった♪」感があって、楽しい。