読書メモ 『こどもの「10歳の壁」とは何か?』

買ってきた。

子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 (光文社新書)

子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 (光文社新書)

 心理言語学や言語習得などでは、「9歳の壁」と言われてたと思うが、それぐらいの年齢までにいかなる言語にも接触しなければ、その後どうがんばっても、言語自体を身につけることができなくなる、という、脳の可塑性の限界に関する知見。
 そのほか、確か河合隼雄の本でちらりと読んだのが(ソースがこの辺しかないのが、大体私の素性が知れるというもの…)10歳ぐらいで、ヒトの思考パターンが様変わりする、とかいう話。
 自分でも9歳の時に松江から鳥取に引っ越してきて、その後大人になってから松江を訪れるたびに、引越前後の期間の自分というか自我というかそういうものの断絶を感じてきて(…もしくは十代後半からのあまり面白くない精神生活からの逃げ道を見いだそうとしたのか…)、そこに、ちらちらと目にしてきたこういう考え方を当てはめたのかどうか、すこし「9歳コンプレックス」みたいな性向があったので、素人にも読めそうなこういうまとめ本は買わずにはおれない。もちろん、「ほんとかよ?」という疑いを持ってきた、その辺も含めての話。
 これから読みます。
(以上18日の日記から転載)

(p.117)
・「メタ認知的モニタリング」と「メタ認知的コントロール
私のばあい、後者の方がうまく機能させられない部分が強く。というか、両者をうまく区別できない、といったらいいのか。