英語の語感
英語をいちいち頭の中で音にしながら読んでいると、不図した折りに語感を悟ることがある。
今日気付いたのは indeed で、これは in deed なのだと気付いた。in principle とか in reality とかと同じ in の使い方で、つまり「事実として」とかそういった意味である。語源を調べてみると確かにそうで、やっぱり、と思ったが、しかし、現代英語ではこれは1語として用ゐられるのであって、2語として聴こえてきた自分の感覚が、現代英語の感覚として正しく感得できているのかと言うと、やっぱりよく分からない。
Linguistics (Oxford Introduction to Language Study Series)
- 作者: H. G. Widdowson
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 1996/06/06
- メディア: ペーパーバック
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Chomsky's distinction, then, leads to a definition of linguistics as principally concerned with the universals of the human mind. Indeed, he has defined linguistics as a branch of the cognitive psychology.
この文脈だと、やっぱり in deed で間違いはないと思うのだけど。
Oxfordの数ある introduction シリーズのうちの一つで、位置づけは「入門書のための入門書」というもので、ほほ概論だけの本なのだが、ある程度基礎概念を把握していないと躓いてしまいそうな、割と dense な記述に思え、復習がてらのつもりで読み始めたが、結構読み応えがある。頭の整理にとてもよさそうである。再読に耐えうる本、という感じがする。
ちなみにこの本、BookOff で300円で売ってたのを買ったもの。鳥取なんていう狭い空の下、一体どんな人がここでこれを売ったのか、気になるところではある。まあ、この面白い本を読んだ形跡もなく売り払っているのだから、大した人でもあるまい・・・。