単語学習あれこれ。(ツイートまとめ
7月3日
英検2次対策教本の中古品を探しに行った古本屋で、関係ない英語参考書ばかり4冊ほど買って帰った夕べ。
まあ旺文社の総合対策教本と過去問で間に合うだらうといふ。
posted at 22:02:43気になっていた総合英語2冊『フォレスト』と『be』。
フォレストは黒田龍之助『ぼくたちの英語』で中々良いものといって出てきたやつ。『男と女のLOVExLOVE英会話』。
活用する予定まるでナシ。
音声教材のレパートリーとして。本体はすぐ自炊する。
『フェイバリット英単語・熟語〈テーマ別〉コーパス3000』投野由紀夫。
単語と例文の中間段階の文法的結合(句)のところに、somethingとかAとかBとかじゃなくてきちんと具体的な語が置いてあるものって中々無くて、キクタンシリーズ以外でやっと見つけた。たとえば『英単語ピーナッツ』みたいな、文法的にきちっとまとまりのある単位で提示してあるやつね。
色々単語集とか物色してみたけど、このスタイルの提示のない単語集ぢゃ、途中で投げ出さずに付き合っていける気が全くしないんだよな…。
単語の意味というものは実はその単語単独では確定しない場合が殆どで、名詞なら不可算名詞が付いてるかどうかとか、動詞なら目的語を一つだけ取るのか義務的な副詞句も取るのか、という限定によって、はじめて意識的に運用可能なレベルの語義の限定が可能になる。
しかし完全文の状態にまでなってしまうと、今度はがっちりと固定されすぎて単語の意味の揺らぎが感じ取りづらくなってしまう。
①単語そのものの最大限曖昧な意味の限定(形態素的)
↓
②文法的パターンによるおおざっぱな限定(抽象的な構成パターン)
↓
③共起する語による連想的な限定(具体的なフレーズ)
↓
④完全文や文章の流れによる最大限の確定みたいな4つの段階を想定してみる。
単語に焦点を当てた学習の場合、たぶん②の段階の分析と③の段階の具体的フレーズを基にして、自分なりの単語知識の基準を、はじめに具体的に設定してしまうのがいいのだろうとか考えている。
もちろん修正やコアイメージの抽象化は必要だけど、まずは具体的な形が一つでも染みついていないと、そもそも修正や抽象化自体が不可能。
「無味乾燥な単語暗記」に対するアンチテーゼとして、大きな文脈の中で捕らえる「文脈主義」と、ある単語のどんな使用法にも共通する抽象的な「コアイメージ」に注目するのが、いろいろ単語教材など見てると主流かな、とか感じる。
しかし正直なところ、英語苦手な中高生相手にも普段教えてる感覚では、どっちの方法も「アタマよすぎ」て、あまり使い物にならない感じがするのだ。文脈主義で多量のパラグラフを読みこなすにはそもそもはじめにある程度の単語知識が身についていないといけないし、まとまりでとらえるだけの記憶のバッファサイズが必要。
コアイメージが分かったとしても、そこまで行くともはや英語という個別言語の形式は必要でなくなってしまう。
大体の意味の確定はパラグラフどころか完全文すら特に必要ではないし、コアイメージはフレーズサイズでの用例をいくつか適切に並べれば大体自分で抽出出来る。
「限定詞+形容詞+名詞(+後置修飾)」とか「助動詞+動詞+必須要素(副詞句)」とかの、フレーズサイズでの練習法を練るのか当面の課題かな…。