【読書メモ】岩村忍『文明の十字路 中央アジアの歴史』

5月14日

一冊読み終わったので未読の蔵書に新しく手をつける回 https://pic.twitter.com/wjrCItgN5Q
『文明の十字路=中央アジアの歴史』、第1章まで。
カタログ的な考古学的知識がメインので図版も少なく、脳が疲れた。


5月22日

現在のウズベキスタン共和国 #n575 https://pic.twitter.com/iyvj4wlgSp
posted at 22:55:56

『文明の十字路』、第2章読了。

アケメネス朝ペルシア帝国からアレクサンダーの東征から漢の武帝の侵攻から、考証があちこちの方面に繋がるのが面白い。
図版が少ないので脳内では以前に読んだ前田耕作玄奘三蔵シルクロードを行く』をぼんやり想い出しながら補充したり。また読みたくなった。


5月24日

『文明の十字路』を何となく開いたらそのまま読み進めてしまった。起源前後のクシャンのあたりまで。
posted at 02:59:35

それにしてもユーラシアの内陸部で様々な勢力が雄大な時空間スケールで覇権を競い現れては消えしてる間に東の端の島国でチマチマした小競り合いを制した王統が今でも続いてるの程度のことで民族の誇りなんちゃら言って悦に入ってる人がたのなんとも可愛いらしい事よな。
などとよくわからない供述しており、


さういへばアレクサンダー大王からバクトリア関連でギリシア人の話も良く出てくるのだけど『ミリンダ王の問い』のミリンダ王がギリシア人とかなんとかあったけど年代など含めて良く知らない。
読んでみたくなったな。


しかし世界史関連で自分の面白いと思うのが世界システム論だとかアラビア科学だとか北の十字軍だとか中央アジアだとか、高1の時の世界史とかでは殆ど聞かなかった所だったり何か不公平な感じがするなあとか。



5月26日

『文明の十字路』、第3章読了。クシャンやパルティアが滅びるあたりまで。
posted at 12:37:14

第4章読了。北伝仏教の伝播から唐代、九世紀頃まで。
posted at 19:19:32

玄奘三蔵や日本人僧金剛三昧の話から突厥と東ローマが結んでササン朝ペルシアを挟撃する話だとかゾロアスター教マニ教の話やら、とにかく話が色々繋がっていく。

第5章ではいよいよイスラムの展開の話に入るみたいだ。


第5章読了。イスラム中央アジア進行、唐とアラブの対決、ウイグル族やセルジュクトルコの興亡、カラ・キタイ(契丹)の成立など、チンギス・ハンの登場の手前まで。
posted at 22:41:35

唐とアラブの軍が矛を交えたなんてことがあったんですねぇ。(751年タラスの会戦)
契丹とか契丹文字でしか知らなんだけど、中国式の教養と政治手腕でもって今のイラン近辺までを統治したりとかそーゆースケールの話だった。

漢字文化圏の西端が一時期とはいえそのあたりまで到達してたと思うと胸熱感がありますね。

こーゆーのがサッと出て来たりすると便利だし普段使わなくても手元に置いておく物どなぁとしみじみ。 https://pic.twitter.com/jKmaQ8jkKz

契丹文字、実態は漢字風のアルファベットだったんか、面白いな…… https://pic.twitter.com/xLWJC7oQtT