安藤貞雄の『現代英文法講義』

中古の安いの待たずに、さっさと買っておくべきだった。面白いですわ。マニュアル的な文法書がぜんぜんダメな私、高校のときにこういう本に出会いたかったね。

叙法(mood)という文法範疇は、AUX(助動詞)の中に、統語特徴(Mood, M)として基底生成するものと仮定する。AUXの節点には、時制(Tense)、一致要素 (AGR)もあるので、これに叙法(M)という特徴が加わって、複合特徴(complex features)となる。

見よ、この記述のメタ具合。実例なんかいくらでも手に入るのだから、それらの実例を効率よくマッピングするためのこういう下敷きこそ、文法書には欲しいのです。

現代英文法講義

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