ツイートメモ:『明解言語学辞典』、拾い読み。(能格型言語)
『明解言語学辞典』、拾い読み。ぱっと開いたところが「主語」の項目だったので、続けて「アラインメント」「能格性」の項目を。
いや、しかし、面白いねぇ……
日英語間だと、文法的なところで母語のアナロジーが通じないのは主に語順とか修飾構造で、そこさえクリアするとあとは何とか少しずつ特徴をつかんでいけそうな感じがするけど、能格型言語はアナロジーの通じなさがもう一段は上がる感じなのかな?
ただまあ一方で、格の形態的マーカーが代名詞以外にはほぼない英語みたいな言語に取り組む日本語話者が、文型のような統語的な格表示の方法についてメタな知識を持たないまま、単語の意味だけから文意を推測しながらしっちゃかめっちゃかなマイ文法を作り上げてしまうのも、脳にそういうポテンシャルがあるが故なのかも、なんてことも思ったり。
迂遠な言い方ですが要はちゃんと中学で文法教えようぜ、という話です。(そーなん?