英語メモ:for のイメージをSODで探ってみる。(ツイートメモ)

8/26

句動詞の教材を読んでたらforのイメージが気になってSOD引くなど。
基本はbefore, forehead, forearm あたりに残ってる「前方」だと思うが、時間の持続を表すのはどこから出てくるんだろ?

IX. Of duration and extension.
23. Marking actual or intended duration: during, throughout. LME

LMEはLate Middle English なのでだいぶ新しい使い方なんだな、持続を表すのは。どういう派生の仕方なのかは結局よくわからん……


今朝の続き、for のニュアンス。
歴史的に一番古い基本用法はやはり in front of(空間的に)、 before (時間的に)、といった含意。
空間的に前にある、て所から、集団の代表→代替→擁護→支持・賛同、みたいな展開があるっぽい。この辺の感じがすっきり分かりますね。


また、前方に「向かい合う」って含意から、目的地、目標など。
目標、目的といった含意からさらに、中英語期には、for to do なんて並べて、in order to do の意味で使ってたこともあるらしい。(dial. の表示があるので方言では今も残ってるのかも)


目標、目的からは更に、訴求が抽出される感じかな、「〜を求めて」といった類。
ある方向を目指してる、向いてる、て含意から、「〜のため」が展開する感じか。この辺の抽象的な含意は大体時代を下って、Middle English くらいから現れる様子。


似合っている、適している、ということを示すために、日英でともに「向いている」といった類の言葉を使い回してるのは、面白いですね。


さっきの for to do から、所謂不定詞の意味上の主語を表す定形表現として for someone to do が出てくる感じなのかな。

Shorter Oxford English Dictionary のアンドロアプリ、滅多に使わんけどやっぱりいざってときにあると有り難い。3,000円くらい。
スクショこんな感じ
(7"タブに入れてるので文字は小さめ) https://pic.twitter.com/KdshuwGG6T
書籍でもだけどソフトウェア版で引いてもやっぱり脳汁出ますねSOD。