CD WALKMAN 新(?)品到着。 その2

先日買ったD-E707、音質的には申し分ないものの、やはり時間軸揺れが我慢できず、結局良品中古でもう一台買ってしまった…。

SONYのD-EJ985という機種。別段飛び抜けて評判がいいとかいうことはないが、本体美品・付属品ほぼ完備・送料込み3600円で、リモコンやアダプタ、ガム電池などストックあれば、他の中古品にも手を出しやすい。


 肝心の使用感ですが。(夜中ですので、光>SE-U55SX>AD900コース)
 時間軸はマトモ。なんかもう、曲の再生開始して2秒ぐらいで、「あ」って感じで良し悪しが分かるようになってしまっているね、もう。
 そして音質は凡庸…。このへんはしょうがないのかなー、もう。光出力でも明確にD-E707と差が出る、というのはどういうわけかしら。すっきりとしててクリアではあるけど、艶やかさや暖かみというものが、何だか殆ど感じられない。

 このあたりは、G-Protectionのメモリバッファ処理なんかも影響してんすかねー。で、音質の話は一応置いとくとして、それよりもこれ、高速で一定時間分読み出してしばらくピックアップ動作休止、というような挙動なのだが、短時間でまとめて読み取ってしまうぶん、読み取り時のディスクの回転が速く、数秒おきに結構耳障りな高周波回転音がしていて、精神衛生上宜しくありません。スキップ時やディスク終了時のメカ音もけっこー盛大。外出時とか、鞄から取り出して置いておくとか、とても無理ですね、こりゃあ。

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一晩明けて。
 ファーストインプレッションで↑のように書いたものの、スピーカーとかATH-ES55あたりで聞くぶんには、大体問題ないようでした。安心。
 音楽再生の可/不可の判断に、自分にはそういえばとても便利な主観的基準があって、

  • 流れている音楽を止めるのにためらいがあるかどうか

てのがそれで、要は、自分にとっては十分に音楽が「生きている」ということで、ここをクリアできていれば、まぁよしとできる。例えばRAL-2496などでは、乱暴に再生を停止させるのに全くためらいがない。全く主観的なものであるが、EJ985は、少なくともその基準は満たしてくれている…つまり、中途半端なところで止めたら罰が当たりそうなww感じで躊躇われるのです。
(そういえば、先日買ったサックス''Musicophilia''の朗読CDを聞き流していて、「musicophiliaはある種のbiophiliaである、というのも音楽はあたかもそれ自体が一つの生命であるかのように振る舞うからである」みたいなところに気が止まったのを憶い出した。ナルホドネ、と思います。)


 で、一応、困った時の駆け込み寺は確保できたので、今度は

  • CD WALKMANの基盤サイズのDAC・アンプでMP3を再生すると、どう聞こえるか

という点の検証に移りたいので、早速次のを狙っている。SONYでは、MP3再生時の動作が安定しだしているD-NEx20型番あたりが狙い目だが、結構評価の高いシリーズでオークション出品も少ない。予算との兼ね合いも含めてしばらく様子見かな、どうも。