CD W(ry その5

今度のも、お馴染みタイムドメイン推奨のSONY D-E999。推奨機はコレで四つ目か。
 ジャンク品を買ったら、まさにジャンク。一応再生は出来るが、基本ピックアップが1/3ぐらいまでしか進まないが、今日は奇跡的にコレ

バッハ:無伴奏ソナタとパルティータ

バッハ:無伴奏ソナタとパルティータ

のDISK2、ほぼ最後まで聴けた。ラストの一曲だけどうしても無理だったのが、何とも言えずアレですが…。
 そんな状態なので、とりあえず基本性能のチェックだけ。


 予想通り、時間軸はかなり良好。上記CDのエネスコの演奏、これは対位法的演奏の極限というべきもので、様々なサイズのフレーズ、例えば小節頭の一拍を繋いで出来るゆったりとした声部、その上で激しく踊る声部など、いずれも完璧にフレーズとしてまとまりがあり、どちらもが損なわれることなく同時に成立している、というすごいもの。
 時間軸がいい加減なもので聴くと、客観的にそういう同時並行が見て取れるだけだが、D-E999で聴くと、きちんとそれらのフレーズが説得力を持って胸に迫ってくる。(EJ800だと、音が粗いのがやっぱりアレだが、このフレーズ感はより十全に再現してくれる。)この音源も、今後リファレンスに追加することにしよう。


 そしてこちらも毎度のこと、ヘッドホン出力はうわさ通り、「なんでこんなことになっちゃってるんだろう、フラッグシップ機で…」みたいなポンコツ具合。
 ライン出力はまだ試していない。そのうち試そうかとは思うが、たぶん余り使い道もないし、いつになることやら…。