読書メモ。『ファンダメンタル英語学』 (ツイートまとめ)

5月18日

『ファンダメンタル英語学』というのをこないだブックオフで買ってきて、今日読み始めた。
生成文法の枠組みで英語の文法を説明する、というか英語をネタに生成文法を説明するというかそういう趣の最初の方。

生成文法って詳しくは全然知らないんだけど、「普遍文法」とかいったって、「線条性」と「自己相似」、あと認知能力の限界(ある程度以上の複雑さは無時間的に認知出来ない)とか、言語云々以前の制限でどうしたってそうなるしかないというだけの話なんじゃないか、みたいな偏見だけはある。

生成文法とか用語のセンスがまじまるっきり理系なんだよな。
文系脳としては「Nバー」とか言われるとなんかものものしいイメージに支配されるけど、これただ単に記号を読み上げただけなんだよね。

数学のxとかyとかΣとかにしろ、ことばに感じてしまう「質感」「リアリティ」みたいなものを、サクッと無視して、(必然性がないという本来の意味で)恣意的な記号の抽象的な操作が特に苦労なくできてしまう、というのが理系的な素質の最たるものじゃないかと思っているのだけども。


5月20日

クソ寝不足で帰宅後爆睡、目覚めてしばし『ファンダメンタル英語学 改訂版』の続き読むなど。
述部副詞の表れる位置、とか、面白いなぁ。

それにしても練習問題の解答が付いてないとかどういうことじゃん?
(・д・)


5月21日

『ファンダメンタル英語学』、繰り上げのところまで。
seem to be は、なるほど、そこまで細かく見るのね。安藤本でもあったけど、いまいちよう分からなんだのは、to不定詞の to を一種の「助動詞」として見る、という仮定を押さえておく必要があったからか。

to不定詞のtoって、確かにナンダカヨクワカンナイ標識ではあるんだよな。
品詞分類の網にも引っかからんし。



生成文法で英語を見ると、確かに面白いんだけど、でもこれ、こういう英語みたいな語順が命みたいな言語じゃない場合、どういう展開をするんだろう?
研究はあるんだよな確か。読んどかんといけんな。


5月26日

モスに4時間ほど長居して『ファンダメンタル英語学』練習問題を除いて読了。
つーか解答くれ!じらしプレイやめれ!もどかしうてしあない。

『ファンダメンタル英語学』、面白いのだけど、英単語のアクセント位置の話とかだと、「音節が重い(≒長母音・二重母音)のを基準にしてアクセントが決まる」のか、「それともアクセントがあるから重くなる」なのか、ちょっとよく分からんところがある感じなんだよなあ。